外壁のひび割れの新しい調査方法とは?クモノスを用いた外壁のひび割れ調査
建物の外壁のひび割れ調査を考えている方で
「どういう調査方法があるのか」「建物の利用者がいるから、大きな音を立てたくない」「足場や高所作業車をつかうと費用が高くなりそう」と気になることはありませんか?
近年、こうしたひび割れ調査の方法として注目されているのが「クモノス」です。
本記事では、クモノスについてやメリット・デメリット、従来の調査方法との違い、費用感について分かりやすく解説します。
クモノス(KUMONOS)とは?
クモノスとは、クラックスケールが内蔵された測量機(トータルステーション)になります。外壁のひび割れの幅・位置・長さを高精度で測定することができる新しい調査技術です。
主な特徴は以下の通りです。
- 離れた位置からひび割れ幅・位置・長さを測定できる
- 高所のひび割れでも足場や高所作業車を使わず調査できる
- 数値データとして記録でき、保守・修繕に役に立つ
なぜひび割れ調査が重要なのか
外壁のひび割れは、単なる見た目の問題ではありません。
放置すると
- 雨水の浸入
- 鉄筋の腐食
- 外壁材の剥落
といったリスクにつながります。
特にマンションや病院など第三者が利用することが多い建物では、外壁材の落下事故につながる可能性もあるため、早期の調査と判断が重要です。
クモノス調査のメリット
| 足場不要でコスト削減につながる | 最大のメリットは、足場や高所作業車を使用せずに調査できることで費用負担が少なくなることです。 通常、外壁調査では足場など仮設費用が大きな割合を占めますが、クモノスを利用することでこれを抑えることが可能になります。 |
|---|---|
| 安全性が高くなる | 作業員が高所に上がる必要がないため、調査中の資材の落下事故や作業員の転落事故などのリスクを低減に繋がります。 |
| 精度の高いデータを保存することができる | ひび割れの幅・位置・長さを数値として記録でき、劣化の進行具合の判断や修繕計画の参考資料など、保守・修繕に役に立ちます。 |
| 短期間で調査可能 | 足場等の準備が少なくて済むため、調査期間の短縮に繋がります。 |
クモノス調査のデメリット
| すべての建物に適用できるわけではない |
以下のような場合は適さないことがあります。
|
|---|---|
| 打診調査はできない | クモノスができることは「ひび割れの測定」をすることです。外壁材の浮きや剥離を確認する打診調査は別途必要になる場合があります。 |
| 初期調査としては不十分なケースもある | 建物全体の劣化状況を把握するには、目視調査、赤外線調査などと併用することが一般的です。 |
従来の調査方法との違い
- 足場を設置しての調査
- 高所作業車を利用しての調査
- ゴンドラを設置しての調査
これらは「直接触れて確認できる」という強みがありますが、費用や時間が多くかかります。
費用感について
足場や高所作業車などが不要な場合は、それに係る資材代や運搬費、人件費が抑えられ費用を大きく抑えることができます。
どの調査方法を選ぶべきか
| ひび割れのみの確認 | クモノス |
|---|---|
| 外壁全体の劣化確認 | 赤外線or全面打診 |
| 改修前の詳細調査 | 足場設置 |
つまり目的によって調査方法が異なるため、調査方法を組み合わせたりすることで効果的に調査することができます。
まとめ
クモノスは、外壁のひび割れ調査を効率的かつ安全に行える新しい技術です。
- コストを抑えたい
- 高所作業を減らしたい
- ひび割れを正確に把握したい
といった場合に有効です。
一方で、すべての調査をカバーできるわけではないため、建物の状況に応じた適切な調査方法の選定が重要になります。
外壁のひび割れは、放置することで思わぬ劣化やトラブルにつながる可能性があります。
当社では、クモノスによるひび割れ調査をはじめ、赤外線調査や全面打診調査、既存建築物の建築基準法適合現況調査、12条点検(定期報告)など、建物や状況に合わせた調査・法律で定められた調査もおこなっております。
「どの調査が必要かわからない」
「まずは現状を把握したい」
といった段階でも問題ありません。
少しでも気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
出典:ひび割れ計測システム KUMONOS
